個人開発にゃんこ大戦争

キャラ一覧を、特性込みの強さで並べ替える

前回、にゃんこ大戦争のキャラ検索DBの個別ページに、特性や本能込みの火力を計算する機能をつけた話を書きました(キャラの「本当の強さ」を計算で出せるようにした)。1体のキャラを開けば、レベルを動かしながら本当のDPSが見られる。そこまではできていました。

でも、使っているうちに次の不満が出てきました。「で、手持ちの中だと結局どれが一番強いの?」です。 個別ページは1体ずつ。比べたいのに、いちいち2つのタブを行き来して数字を覚えておくしかありませんでした。

一覧にも、特性込みのスイッチをつけた

それなら、と。キャラ一覧の方にも特性込みステータスを乗せました。 件数バーの右に「ステータス / 安定 / 期待値」の3モード切替を置いていて、 ここを押すだけで、表に並んでいる全キャラの数字が一斉に計算し直されます。

件数バーの右にある、ステータス・安定・期待値の3モード切替
このスイッチひとつで、一覧の全キャラの数字が切り替わります

まずは「ステータス」=倍率なしの素の数字。レベルだけ反映した、いわゆる攻略サイトに載っている数字です。 下はLv50でDPSの高い順に並べたところ。先頭は獄炎鬼にゃんまで、素のDPSは44,669です。

素のステータスでDPS降順に並べた一覧。先頭は獄炎鬼にゃんまでDPS44,669
「ステータス」モードでDPS降順。これはまだ倍率なしの素の数字

「期待値」にすると、計算の中身も開く

ここで「期待値」に切り替えると、表の上に計算パネルがスッと開きます。「計算する属性」で相手の敵タイプを、「計算する特性」で どの特性を火力に乗せるかを、1つずつON/OFFできます。 「この敵には超ダメージが乗らないから外して見たい」みたいな調整が、ここで効きます。

期待値モードで開く計算パネル。計算する属性と計算する特性をアイコンでON/OFFできる
何を火力に含めるかを、属性・特性それぞれチェックで選べます

ちなみに3モードの違いはこうです。安定は100%確定で発動する特性込み(対象属性への超ダメージなど)。期待値は、それに加えてクリティカルや渾身の一撃のような確率で発動する特性を、発動率を掛けた期待値として上乗せします。 「ならすとこのくらい出る」という、実戦に近い火力です。

並びが、ごっそり入れ替わる

そのまま期待値モードのままDPS順に並べると、さっきとは景色が変わります。 にゃんまは特性込みで160,809まで跳ね上がり、素では2位だった覚醒のネコムートは上位から消えました。 代わりに宮本武蔵や暁光のイザナギのような、特性で本領を発揮するキャラが繰り上がってきます。

期待値モードでDPS降順に並べた一覧。にゃんまは160,809に伸び、素のときと順位がごっそり入れ替わっている
特性込みで計算し直すと、素のときとは強い順がまるで違う

これが個別ページではできなかったことです。「特性込みの本当の強さ」を、全キャラ横並びでランキングにできる。素の数字だけ眺めていたら、たぶん一生気づかなかった順位です。

「対赤で一番強いのは誰か」まで出せる

もう一段おもしろいのが、相手を決め打ちした並べ替えです。 左の絞り込みで「赤い敵」に対応するキャラだけに絞り、計算パネルの「計算する属性」で赤を選びます。

計算する属性で「赤」を選択した状態のパネル
相手の属性を「赤」に決め打ち。赤への倍率だけが火力に乗ります

するとこの並びは、もう汎用のDPSではありません。「赤い敵を相手にしたときに、実際に一番火力が出るキャラ」のランキングです。 この条件だと暁光のイザナギが120,385で先頭。 赤に超ダメージを持つキャラが、ちゃんと上に来ています。

赤い敵に絞り、計算する属性を赤にして期待値DPS順に並べた一覧。先頭は暁光のイザナギでDPS120,385
「対赤の実戦DPSランキング」。相手を決めると、選ぶべきキャラが変わる

個別ページは「詰める」、一覧は「選ぶ」

作ってみて、役割がきれいに分かれたなと思いました。個別ページは1体を深掘りして育成を詰める場所。 一覧は手持ち全体から使うキャラを選ぶ場所。 同じ計算式でも、見せ方を変えるだけで役に立つ場面がまるで変わります。

計算の中身は前回と同じく、ゲームの仕様を地道に追って合わせました。前にも書いたとおり、好きなものの不満は開発のネタが尽きません。 自分が一番のヘビーユーザーなので、「次はこれも欲しい」が勝手に出てきます。

にゃんこ大戦争で遊んでいる人は、一覧で「期待値」に切り替えて並べ替えてみてほしいです。手持ちの本当のエースが、思っていたキャラと違うかもしれませんよ。

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