個人開発にゃんこ大戦争

キャラの「本当の強さ」を計算で出せるようにした

前に、にゃんこ大戦争のキャラ検索DBを作った話を書きました(好きなゲームの不満を、自分で解消した)。キャラを絞り込んで、スマホで見やすく、データはいつも最新。そこまではできていました。

でも、使っているうちにもう一つの不満が出てきました。「で、結局このキャラはどのくらい強いの?」がパッと分からないんです。

素の数字だけだと、強さが分からない

にゃんこ大戦争のキャラには「攻撃力」という数字があります。でも実際の火力は、その数字そのままではありません。

  • レベルで攻撃力も体力も伸びる
  • 特性(「赤い敵にめっぽう強い」など)で、相手によって何倍にもなる
  • 本能で基礎ステータスが上がったり、新しい特性が付いたりする

しかもゲームで本当に効いてくるのは、1発の攻撃力よりDPS(1秒あたりのダメージ)です。 攻撃力が高くても、攻撃の間隔が長ければ手数で負ける。この DPS が、攻略サイトだと素の数字しか載っていないことが多くて、「特性込みの本当の火力」は結局自分で電卓を叩くしかありませんでした。

それなら、と。個別ページにDPSを自動で計算してくれる機能をつけました。

レベルを動かすと、数字も動く

まず、ページの上のスライダーでレベルを変えられます。動かすと、下の全形態のステータスがその場で計算し直されます。 「うちの本能MAXのこの子だと、実際どのくらい?」をそのまま再現できます。

レベルを変更するスライダー。Lv50に設定されている
スライダーでレベルを変えると、下の数字がぜんぶ追従します

まずは「素のステータス」

最初に出るのは、倍率のかかっていない素のステータスです。攻撃力・体力・DPS・射程・攻撃頻度…と、 知りたい数字を3列のグリッドにまとめました。下の例は狩猟娘テルン。素のDPSは4,974です。

狩猟娘テルンの素のステータス。DPSは4,974
「ステータス」モード=倍率なしの素の数字

ボタン1つで「特攻込みの本当の火力」に

ここからが本題です。モード切替ボタンを押すと「安定火力」に変わります。 これは100%確定で発動する特性込みの数字。対象属性への倍率(このキャラなら超生命体特攻)や、 確定の攻撃力アップが乗った状態です。

さっき4,974だったDPSが、7,958まで跳ね上がりました。倍率で増えたセルはオレンジに光るので、どこがどれだけ強化されたかが一目で分かります。

安定火力モード。特攻が乗ってDPSが7,958に増え、強化されたセルがオレンジに光っている
「安定火力」モード。特攻が乗って数字が伸び、強化セルが光る

確率の特性は「期待値」で上乗せ

もう一段、「期待値」モードがあります。こちらはクリティカルや渾身の一撃のような確率で発動する特性も、発動率を掛けた期待値として上乗せします。 「運がよければ」ではなく「ならすとこのくらい」という、長い戦いで実際に出る火力に近い数字です。

下は最終形態を期待値モードにしたところ。めっぽう強い・特攻・本能の基礎アップ・渾身の一撃まで全部込みで、 DPSは28,648。何がどれだけ効いているかが、画面の中で完結します。

最終形態の期待値モード。めっぽう強い・特攻・渾身の一撃などすべて込みでDPSは28,648
「期待値」モード。確率発動の特性まで含めた、実戦に近い火力

さらに、計算に含める特性は1つずつチェックを外せます。「この敵には特攻が乗らないから外して見たい」みたいなときに、自分の状況に合わせて数字を作れます。

本能の必要NPも、その場で合計

おまけで、本能(強化に使う要素)の一覧と必要NPの合計も出すようにしました。 欲しい本能だけチェックを残せば、合計NPがすぐ出ます。 「このキャラをここまで育てるのに、NPはいくつ要るんだっけ」を毎回数えなくて済みます。

本能一覧と必要NP合計。チェックを外すと合計から除ける
本能のチェックを外すと、必要NP合計から除けます

「見る」だけじゃなく「比べられる」ように

作ってみて思ったのは、データベースは数字を並べるだけだと半分しか役に立たないということです。 欲しいのは生の数字じゃなくて、「結局どっちが強いのか」という答えのほう。 その手前の計算を肩代わりしてくれて初めて、調べる意味が出ます。

計算式はゲームの仕様を地道に追って詰めました。地味な作業ですが、前にも書いたとおり、好きなものの不満は、いちばん続けやすい開発のネタです。自分が一番のヘビーユーザーなので、 欲しい機能が次々に出てきます。

にゃんこ大戦争で遊んでいる人は、キャラページでDPSを動かしてみてほしいです。手持ちのキャラの「本当の強さ」、けっこう発見がありますよ。

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