100社受けて、落ちまくった
先日、転職しました。応募したのは約100社。そのほとんどに落ちました。
こう書くと悲惨な話に見えますが、結論から言うと、たくさん落ちたおかげで、条件を妥協せずに納得できる1社を選べました。 今回はその数字のリアルを書きます。
数字のリアル
私は Web エンジニアとして約5年働いてきました。それなりに経験はあるつもりでしたが、結果はこうです。
- 応募: 約100社
- 書類が通った: 約3割
- 面接まで進んだ: 15社くらい
- 内定: 4社
期間は約半年。応募は転職サイトからの自己応募とエージェント経由の両方を使いました。 途中で前の会社を辞めたので、後半は無職での活動です。
経験5年でも、普通に落ちる
最初のころは、落ちるたびに「自分の経歴がダメなのかな」と落ち込んでいました。
でも途中で気づきました。書類選考は「人柄の審査」ではなく「条件の照合」です。会社側が求める条件(年齢、経験した技術、通える場所、希望年収)と合わなければ、どんなに良い経歴でも機械的に落ちます。 逆に言えば、落ちても自分が否定されたわけではありません。
そう割り切ってからは、落選通知を見ても「条件が合わなかっただけ」と思えるようになり、淡々と次に応募できるようになりました。
先に「軸」を決めていたから、ブレなかった
100社も受けると、途中で「もうどこでもいいから受かりたい」という気持ちになります。 それを防いでくれたのが、活動を始める前に決めた優先順位でした。
私の軸はこうです。
通いやすさと残業の少なさ > 給料 = 技術
意外に思われるかもしれませんが、給料や技術よりも「無理なく続けられること」を一番上に置きました。理由は2つあります。
ひとつは、前の会社が固定残業代制(みなし残業)で、実質タダ働きの残業があったこと。 毎月の給与明細を見るたびに消耗していたので、「残業した分はちゃんと払われる会社」は譲れない条件でした。
もうひとつは、このブログでも書いている副業の時間を確保したかったこと。本業で疲れ果てていたら、自分のサービスを育てる時間は作れません。
客先常駐は避けた
もうひとつ、譲らなかった条件があります。自社の中で働けることです。
前職では客先常駐(お客さんの会社に出向いて働くスタイル)を経験しました。 働き方自体に大きな不満はなかったのですが、将来を考えたときに怖さがありました。 AI で開発の仕事が変わっていく中で、常駐先から「もう人は要らない」と言われたら、それで終わりだからです。
自社の中で働いていれば、仕事の内容が変わっても会社と一緒に変わっていけます。 AI 時代のリスクヘッジとして、ここは妥協しませんでした。
数を打ったから、妥協せずに済んだ
「100社も受けるなんて非効率」と思うかもしれません。でも振り返ると、逆でした。
応募数が少ないと、数少ない内定にしがみつくことになります。 条件が多少悪くても「ここを逃したら次がないかも」と妥協してしまう。数を打っていたからこそ、「合わなければ次がある」と思えて、軸を守り切れました。
転職は買い物に似ています。1軒だけ見て家を買う人はいません。 たくさん見て、たくさん見送ったから、最後の1社を自信を持って選べました。
無職の不安と、心が折れなかった理由
正直に書くと、前の会社を辞めてからの2ヶ月は、不安で仕方ありませんでした。 収入がない状態で落選通知が続くのは、働きながらのときとは別ものです。
そんなとき、1社目の会社の先輩に相談しました。個人開発で成功している先輩です。 もらったアドバイスは「ニートの期間に、副業の土台を作っておけ」。 それで、いまこのブログで書いている副業に手をつけ始めました。
やることができてからは、開き直って落ち着きました。応募と面接を淡々とこなし、副業の土台を作り、 あとは家で朝から晩まで遊ぶ。いま振り返ると最高のニート生活でした。
副業は、お金の面ではまだ何も生んでいません。それでも、落選続きの日々に自分の作ったサービスが今日も動いているという事実が、自己肯定感を保ってくれました。 会社からの評価がすべてではない、と思える場所があるのは大きかったです。
転職を考えている人に「副業を始めよう」とまでは言いませんが、会社の外に自分の居場所をひとつ持っておくのは、思った以上に効きます。
新しい会社では落ち着いて働きつつ、副業も淡々と育てていきます。その様子はまたこのブログで書きますね。